【英検3級】過去問対策で合格を勝ち取ろう!!小学6年生で合格した我が家の試験対策を紹介します。

子供の生活&教育


我が家の6年生の子供が英検3級に合格しました。

我が家で実際行った「試験1ヵ月前からの英検3級対策」を紹介します。

苦戦する試験のパートは「長文」「作文」です。

長文作文の対策を中心に合格水準までレベルアップする方法を紹介します。

試験対策には英検3級サイト」「過去問題集」2つだけでじゅうぶんです。

我が家は「過去問題集」として以下の旺文社の過去問を使い倒しました。

《英検3級・試験対策のながれ》
①1次試験の2か月前に直近過去問を1セット解く

②過去問正答率が50%以上だったら英検3級試験を申込む

③試験1~2か月前から過去問5セット×2回おこなう

長文作文の部分は以下で紹介する対策ポイントを理解しながら試験対策する

④この過去問対策で正答率60%以上の合格レベルまで持っていく


※私の自己紹介を少しします。
私はTOEIC945点の米国公認会計士です。
節約、米国公認会計士、英語に関する記事を書いています。

英検3級の問題構成と合格ライン

ざっくり英検3級について説明します。

ご存じの方は、飛ばして下の試験対策の部分をお読みください。

①英検3級の問題構成
中学卒業レベルの問題が出題されます。

1次試験と2次試験があります。

《1次試験》

1)筆記Reading 30題
①語彙問題 15題
②穴埋め問題 5題
③長文問題 10題

2)リスニングListening 30題

3)作文Writing 1題

《2次試験:面接試験》
①文章リーディング
②質問5題
③面接態度

②合格ライン
英検3級・1次試験は60%以上の正答率合格ラインと言われています。

合格率は約50%くらいのようです。

2人に1人しか合格できないそれなりに難しい試験です。

《英検3級・1次試験の合格のめやす

①筆記:19題以上正解/30題

②リスニング:19題以上正解/30題

③作文:1題→10点以上/16点

※作文の評価基準は以下の4点
満点16点=内容4点+構成4点+語彙4点+4点文法

※上記は合格のめやすです。
①②③の3分野の合計点で60%を超えることが合格ラインです。
個別の分野で60%超えていなくてもほかの分野で60%を超えていれば合格できることがあります。

《英検3級・2次試験》
2次試験については以下の記事で試験対策を説明しています。
興味のある方は一読ください。

【英検3級】2次試験(面接)は過去問で試験対策じゅうぶん。確実に1発合格しよう。

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英検3級申込と試験対策フロー

①受験日から2ヶ月くらい前に過去問を1セット解き英語レベルを確認する
過去問は英検サイトに直近3回分がアップされています。

これを利用して過去問1セットを時間を計って解いてみましょう。

正答率が50%以上だったら、英検3級を申込みましょう
(筆記の長文作文の得点については考慮は不要です。長文問題作文は初回ではまず点数取れないので、以下で詳しく対策を説明します。)

正答率50%以上であれば「過去問による試験対策」のみで合格レベルまでもっていける可能性は高いです。

正答率が50%未満だったら「過去問の試験対策」だけで合格レベルまで持っていくのは難しいかもしれません。

いったん直近の英検3級受験はあきらめ、英語の基礎力固めに注力するのがよいかもしれません。


※私のこどもは小学校2年生から公文英語をやっています。
小学生が英検のための基礎力を固めるには「公文英語」が非常によかったと思います。

決して学習進度が早くはなかったですが、小学6年生で英検3級合格できました。
(小学生で、準2級、2級に合格する子も結構います。)


③試験対策は過去問題集1冊でじゅうぶん
「作文」「長文」のパートは点数を取りにくい部分です。

過去問対策でこの2つのパートの正答率を効率的に伸していきましょう。

以下で試験対策の詳細を紹介していきます。

過去問を使った試験対策

3級1次試験の1~2か月くらい前から過去問題集を使って試験対策をしましょう。

我が家はこの旺文社の過去問を使用しました。

試験対策ではこの過去問題集英検サイトだけを使いました。

《過去問による試験対策方法》

過去問9回分作文の解答を先行して丸覚えします。
この丸暗記した知識をベースに以下の過去問の作文問題を解いていきます。

時間を計って過去問1セットをすべて解く

③その日本語訳と解答を確認する

④長文問題の長文を音読する

⑤ヒアリング問題をアプリ音声に合わせて音読する

⑥解いた過去問を翌日以降に再度解く

⑦同様に問題解答後に長文を音読、ヒアリングをアプリ音声に合わせて音読する

⑧この方法で過去問を最低5セット2回づつ解答する。

語彙問題&穴埋め問題の対策

セクション1:語彙問題

セクション2:穴埋め問題

過去問を解いたあとに、間違えた問題は解答解説を確認しましょう。

このセクションはこのレベルの対策でOKです。

このセクションは基本的に「知識で解答する問題」です。

「わからないものは考えてもわからない問題」です。

時間をムダにせず「最適と思われる解答」でさくさく解答していきましょう。

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長文問題の対策

長文はかなり苦戦する部分です。

過去問でしっかり対策しましょう

長文のポイントは以下の2つです。

1)出題される3つの文章形式に慣れる
①広告連絡文
②メール文(or手紙文)
③記事文章

※とくに①②の文章は読みなれていないと読みにくい。

2)解答順序を身につける
「まず質問を読む」→「文章から答えを探す」
この順序で効率よく解答します。

(1)長文の3つの形式

①広告連絡文
何かを連絡するための文章です。

「広告」や「おしらせ」などの文章が出題されます。

質問文がすこしクセのある表現になっている場合があります。

②メール文
2人の人物がメール(or手紙)でやり取りをしている文章です。

2~3のメール文(手紙文)でのやり取りが出題されます。

「誰から誰への何のメールなのか」をまずチェックしましょう。

1メール文に対して1題問題があるようなイメージです。

③記事文章
新聞記事のような文章です。

だいたい1段落に対して1題問題があるようなイメージです。

最後の問題は文章全体を総括するような問題が出されます。

(2)長文解答の順序
長文問題はだいたい文章1段落ごとにその段落にかんする質問とその解答がある感じです。

質問をまず読んで解答を探しながら文章の段落を読みます。

文章から解答が見つかったら、解答マークします。

この繰り返しで解いていきます。

(3)長文の過去問を利用した学習方法
①過去問を時間を計って解く。

②解答が終わったら、答え合わせをする。
長文の日本語訳と解答を読んでまず長文の内容をしっかり理解する。

③問題と長文を音読する。
「質問文」と「長文」を英語でゆっくり音読する。

音読の順序は問題を解答する順序で音読する。

質問文1を読む→長文第1段落を読む→質問文1の解答を見つける。

この手順を最後の質問まで繰り返す。

作文問題の対策

質問にまず解答して、さらにその理由を2つ述べるという問題です。

Which5W1Hの質問のどちっかが出題されます

作文問題例》

①Whichで始まる質問例
Which do you like better, summer or winter?
(あなたは夏と冬のどちらが好きですか?)

→I like summer better because I like  summer camps in mountain areas. And also I like swimming in beaches in the summer.
(私は夏がすきです。なぜなら山でのサマーキャンプが好きだからです。そして夏に浜で泳ぐのが好きだからです。)

②5W1Hで始まる質問例
Where do you like to go in the summer?
(あなたは夏にどこに行きたいですか?)

→I like to go to camps in the mountains in the summer.  First, it is cool there in the summer. Second, I like camp activities there.
(私は夏に山でキャンプに行きたいです。第1に山は夏に涼しいです。第2に山でのキャンプ活動が好きです。)

作文はおそらくもっとも苦戦するパートです。

私の子供も初回過去問では1時間経っても全く書くことができませんでした。

しかし英作文がスコアの3分の1を占めます。

白紙で提出するとほぼ不合格になります。

以下の方法で、わが家は作文対策しました。

《英作文の対策&ポイント》
①受験対策開始時にまず過去問の作文解答を9回分丸暗記する
→英検サイト過去問3題+過去問題集6題の合計9題の解答を丸暗記します。

②問題に対して同じ文章構造で解答する
以下のどちらかのパターンを使って解答すると決めておきましょう。
(A)I +動詞+目的語 because〜. And also〜.
(B)I +動詞+目的語. First〜. Second〜.

③暗記した作文をフル借用して解答する

④「スペルを知らない単語」や「うら覚えの英単語」を使わない

⑤単純な文法ミスに気をつける

⑥質問に対して「文法的・質問内容的に誤りのない解答しやすい文章で回答する
→自分のことを正確に英文で回答する必要はない。

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リスニング問題の対策

《リスニングの対策》
①過去問アプリで問題を聞きながらリスニング問題を解く

①解答が終わったら、日本語訳を読み、ヒアリングの問題と解答を理解する

②問題文&問題文をアプリ音声で聞きながら音読する


旺文社の過去問を使う場合、過去問テキスト内にQRコードがあります。

このQRコードから「英語の友」というスマホアプリをダウンロードします。

過去問テキスト内にあるパスワードを入力するとヒアリングと面接試験の過去問音声がダウンロードされ聞けるようになります。

ヒアリングの過去問で点数が低い場合は、「過去問の問題文と解答」をアプリ音声を聞きながら音読しましょう。

聞くだけではダメです。

必ず音読しましょう。

過去問対策の親のサポート

お子さんが小さい場合は、親さんが以下のサポートをしてげましょう。

①試験対策のスケジュール管理
過去問5セット×2回が解けるように学習スケジュール管理をしてあげましょう。

②試験の開始・終了の合図
過去問をやるときには親が時間を計ってあげましょう。
試験の開始・終了をはっきり伝えてあげましょう。

③過去問アプリの操作
ヒアリング問題ではスマホアプリの音声操作をしてあげましょう。

英検3級合格の「英語基礎力」を養う学習方法

上記で、過去問をやってみて正答率50%以上だったら英検3級に申し込んでみましょうと書きました。

では筆記とヒアリングで50%以上の得点をするための英語力を養うためにはどのように学習すればよいでしょうか。

うちの子は小学生2年生から公文英語をやっていました。

「英検受験のための基礎力固め」という意味では公文英語はかなり有効です。

「小学生で5,4,3級の英検合格者の3分の1(38.6%)が公文経験者」と公文では公表しています。

《公文英語が英検に有利な理由》

①英語の学習進度が一目瞭然
→いつ英検の何級を受ければよいか判断しやすい。
ちなみにうちの子の英検3級受験は公文英語IⅡ100の時に受験しました。

②Eペン学習でヒアリング対策が自然にできている
→うちの子供の場合、ほぼ対策なしにヒアリング問題は90%以上正答できていました。
得点源になりました。

③学習頻度が高い
→毎日学習するので英語の文法・単語・ヒアリングなどの基礎力が身に付きやすい

うちの子は決して公文英語で進度が早い方ではなかったのですが、小学6年で英検3級合格できました。

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英検3級1次試験:うちの子の個人成績表

1次試験のあとにこの合否連絡の成績表が送られてきます。

うちの子の各セクションの得点データです。

各パート60%以上取れていました。

なんとか合格できました。

まとめ

①過去問で英語レベルをまず確認
3級1次試験の2か月くらい前にまず過去問を1セット解いてみよう。


②英検3級に申込むレベル
過去問の正答率が50%以上だったら英検3級に申し込んでみよう。

③長文と作文が一番苦戦します
長文問題と作文問題は過去問を活用してよく対策してから試験に挑みましょう。


④長文の対策
出題される長文3題の形式を理解しよう。
質問文をまず読み、長文から質問の解答を探す順序で解答しましょう。


⑤作文の対策
過去問9回分の作文解答をまず丸暗記しましょう。
丸暗記した解答文をフル活用して作文しましょう。


上記で紹介した対策を英検3級の試験学習に活用していただけたらうれしいです。


英検3級の2次試験については以下で詳しく対策を書いています。
ぜひ一読ください。

【英検3級】2次試験(面接)は過去問で試験対策じゅうぶん。確実に1発合格しよう。

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