英検3級の2次試験は合格率は90%くらいと言われています。
3級2次試験は英検サイトと過去問を使った試験対策で十分です。
しっかり試験対策をして確実に1回で合格したいですね。
小学6年生の私の子供が英検3級に1発合格しました。
わが家で実際行なった英検3級2次試験(面接)の対策を紹介します。
親さんのサポートも重要ですので、そのあたりも紹介します。
※私の自己紹介を少しします。
私はTOEIC945点の米国公認会計士です。
節約、米国公認会計士、英語に関する記事を書いています。
2次試験の3つの配点項目
1)2次試験は面接です。
面接時間は約5分です。
面接がどんなものか英検サイトの「バーチャル2次試験3級」でまず確認しましょう。
《面接試験のながれ》
①入室して試験官にあいさつする
②カードの文章を読む
③5つの質問に解答する
④試験官にあいさつして退出する
2)3つの配点項目
面接の配点項目はの3つです。
①リーディング:5点/33点
カードの文章のリーディング
②Q&A:25点/33点
5つの質問への解答
③アティチュード :3点/33点
面接試験での積極的な態度
配点が圧倒的に大きい「Q&A」の対策が一番重要です。
①リーディング 5点/33点
→渡されたカード文章の英文音読の評価
英検評価ポイント:
英語の内容がきちんと伝わるように、個々の単語の発音や意味の区切りなどに注意して読むことが求められます。
②Q&A 25点/33点
→試験官からの「5題の質問」に対する英語解答に対する評価
英検評価ポイント:
与えられた情報(英文、イラスト)に関する質問では、情報をしっかり理解した上で、適切な表現を使って答えることが求められます。
また、受験者自身に関する質問では、質問を正確に理解した上で、それに対応した答えを述べることが求められます。
③アティチュード 3点/33点
→面接試験時のコミュニケーション態度に対する評価
英検評価ポイント:
面接室への入室から退室までのやり取りの中で、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度が求められます。
※上記の「英検評価ポイント」は英検3級合格通知から引用しています。
リーディング対策:配点5点/33点
英検評価ポイント:
英語の内容がきちんと伝わるように、個々の単語の発音や意味の区切りなどに注意して読むことが求められます。
リーディングは配点が5点です。
大きな配点ではないです。
与えられたカードの文章をリーディングすることはそれほどむつかしくないでしょう。
しかし面接試験では緊張して、思ったように口が動かないものです。
過去問の文章を大きな声で繰り返し音読しましょう。
英文を読み慣れておきましょう。
音読でのリーディングの前に「黙読の時間」として20秒与えられます。
「音読時の口の動きとリズム」で黙読しましょう。
この黙読で「音読のシュミレーション」をしっかり行いましょう。
また「質問1問目」は「リーディングの文章に関する質問」です。
この黙読とリーディングの時に、同時に文章の意味を理解しましょう。
「Q&A」対策:配点25点/33点
英検評価ポイント:
与えられた情報(英文、イラスト)に関する質問では、情報をしっかり理解した上で、適切な表現を使って答えることが求められます。
また、受験者自身に関する質問では、質問を正確に理解した上で、それに対応した答えを述べることが求められます。
問題は5題出題されます。
配点は33点中の25点です。
全体の75%超の配点になっています。
(1題5点の計算になります。)
「Q&A」は重点的に対策しましょう。
英検3級サイトの「問題と解答のサンプル」を見てみましょう。
質問はごく簡単な内容の質問です。
質問を聞き取るために高度なヒアリング力は必要ないです。
解答はシンプルな一文でOKです。
①第1問
「カードの音読した文章」に関する問題です。
音読した文章から解答を探し、解答部分の文章でそのまま答えましょう。
《第1問:解答のポイント》
・Whyの質問だったら、Because文で答える。
・主語は代名詞(it,theyなど)にして解答した方がよい。
②第2問
イラスト中の「特定の物」がどこにあるか聞かれる問題がほとんどです。
問題例:Where are books?
(本はどこにありますか?)
→解答:They are on the table.
(それらはテーブルの上にあります。)
解答は以下の文章構造でほぼ解答できるでしょう。
主語+be動詞+前置詞+場所
③第3問
イラスト中の「特定の人物」についての質問です。
第3問は以下の2パターンあります。
《第3問の2つのパターン》
1:「特定の人物」が「今、何をしているか」
2:「特定の人物」が「これから何をしようとしているか」
→特定の人物から「吹き出しでイメージ図が出ている」場合は「これから何をしようとしているか」の質問と考えてよいでしょう。
基本は「質問された文型・時制で解答する」ことが重要です。
第3問・パターン1:
「特定の人物」が「今何をしているか」の質問
問題例:What is he doing?
(彼は何をしていますか?)
→解答例:He is painting a picture.
(彼は絵をかいています。)
現在進行形で解答しましょう。
第3問・パターン2:
「特定の人物」が「これから何をしようとしているか」の質問
(特定の人物から吹き出しが出ているパターン)
問題例:What is she going to do?
(彼女は何をしようとしていますか?)
→解答例:She is going to clean the floor.
(彼女は床掃除をしようとしています。)
「be going to」文型で解答しましょう
④第4問
自分のことについて聞かれます。
問題例1
質問例:What are you going to do on the next weekend.
(あなたは次の週末に何をしようとしていますか?)
→解答例:I am going to watch a movie.
(私は映画を見ます。)
問題例2
質問例:What did you do last weekend?
(あなたは先週末何をしましたか?)
→解答例:I watched a movie.
(私は映画を見ました。)
質問の文型と同じ文型・時制で解答します。
時制には特に注意しましょう。
シンプルな1文でOKです。
「問題を聞いてからその場で文章を作って即答する」のは非常にストレスになります。
全天候型・全季節型の解答文を3パターンぐらいあらかじめ準備しておきましょう。
問題に合わせて「準備した解答文のうちから、解答として適当なものを選んで解答する方法」でよいでしょう。
《全天候型・全季節型の解答文の例》
例①:映画を見ます/映画を見ました
I am going to watch a movie.
I watched a movie.
例②:部屋を掃除します/部屋を掃除しました
I am going to clean my room.
I cleaned my room.
例③:テレビゲームをします/テレビゲームをしました
I am going to play video games.
I played video games.
⑤第5問
第5問も自分のことについて聞かれます。
質問:Did you visit a museum before?
(あなたは博物館に訪問したことがありますか?)
→解答:Yes(はい)
→質問:Tell me more.
(もう少しそれについて話してください)
→解答:I visited the museum in Tokyo.
(私は東京にある博物館を訪問しました。)
質問:Did you visit a museum before?
(あなたは博物館に訪問したことがありますか?)
→解答:No(いいえ)
→質問:What did you do last weekend?
(あなたは先週末、何をしましたか)
→解答:I watched a movie.
(私は映画を見ました。)
YesかNoで解答させる質問をされます。
まずはYesかNoで解答します。
Yesの場合、そのことについてもう少し詳しく説明する。
Noの場合、第4問と同じようなタイプの質問をされます。
この場合、対策方法は第4問と同じです。
アティチュード対策:配点3点/33点
英検評価ポイント:
面接室への入室から退室までのやり取りの中で、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度が求められます。
配点は3点です。
大きな配点ではないです。
英検サイトにある「バーチャル2次試験3級」という「面接シュミレーション動画」を見ましょう。
最低3回は見ましょう。
このとき必ず動画を見ながら受験者が話していることを音読します。
音読によって面接の流れをシュミレーションしましょう。
《バーチャル2次試験を見るタイミング》
1回目:1次試験が合格したらすぐ見る
2回目:過去問を2セットくらい解いたら見る
3回目:試験の前日に見る
この動画の中で「受験生が試験官にしているあいさつ」はタイミングよく言えるようにしておきましょう。
2次試験対策のツールと方法
上記で説明した各配点項目の評価ポイントを意識しつつ、試験対策をしましょう。
《試験対策のツール》
①対策ツール:
・英検3級サイト
・過去問(旺文社のものなど)
②対策開始時期:
1次試験合格発表から2次試験までの3週間程度の試験対策で十分でしょう。
我が家はこの「旺文社の過去問」を使用しました。
3級1次試験も含めて「旺文社過去問」と「英検サイト」のみ使用しました。
この2つだけで試験対策は十分です。
①過去問を5セット×2回行いましょう
過去問は1セット解答が終わったら、翌日以降に2回目を行います。
そうすることで過去問での学習を記憶に定着させます。
2回目がおわったら新しい過去問セットを行います。
過去問5セット×2回行いましょう。
(自信があっても3セット×2回くらいはやったほうがよいでしょう。)
②過去問のリーディング文と解答を何度も音読する
過去問解答後に問題文と解答文をまず熟読し日本語で内容をよく理解する。
その後、アプリ音声を再生しながらリーディング文と解答を音読します。
面接官にきちんと届くように大きな声で音読練習します。
親の学習サポート(特に子供さんが小さい場合)
小学生などの小さいお子さんが「ひとりで音声教材を操作しながら過去問を学習する」のはむつかしいと思います。
以下は子供のために親がやってあげた方がよいと思います。
《親がしてあげたい学習サポート》
①2次試験までの約3週間で5セットの過去問を解くスケジュール管理
②過去問を解くときの音声アプリ操作
③過去問の復習音読のための音声アプリ操作
④「バーチャル2次試験3級」を見るためのタブレット等の操作
過去問(旺文社)の使い方
わが家はこの旺文社の過去問を使いました。
この本の中にQRコードがあり、スマホアプリがダウンロードできます。
スマホアプリはこんな操作画面です。
このスマホアプリから過去6回分の「2次面接試験」が音声再生できます。
非常に操作しやすいです。
過去問の学習時は親がスマホアプリを操作してあげましょう。
わが子(小学校6年)の面接試験感想
英語ネイティブの方が面接官だと思っていたのですが、日本人が面接官だったようです。
「面接官の発音はバリバリのカタカナ読み英語だった」と子供が言っていました。
リーディングでは非常に緊張し、すらすら読めなかったようです。
結果はこんな感じで合格した。
配点の高い「Q&A」で得点することが重要ですね。
まとめ
英検3級の2次試験は合格率90%くらいのようです。
一時試験を合格したかたは、2次試験は合格できる実力があります。
一次試験の合格通知後から試験までの約3週間の試験対策で十分です。
過去問&英検サイトを利用して試験対策しましょう。
過去問アプリの操作などは親がサポートしてあげましょう。
しっかり対策して1回で2次試験合格しましょう。
コメント