USCPA4科目合格に必要な英語力は、TOEIC何点レベル?

USCPA米国公認会計士

USCPAに合格するには英語力はどの程度必要か?
定番の質問ですね。

USCPA学習開始時TOEIC800点
USCPA受験時点ではTOEIC850点以上が必要です。

USCPA4科目合格までの「受験回数」「英語力」は相関関係があります。
4科目を少ない受験回数で合格するには、できればTOEIC900点以上ほしいです。

高度な会計知識や計算能力があっても英語が苦手だとほぼUSCPA4科目合格できません。

逆に、英語力が高い方は、会計知識がなくても予備校のカリキュラムに沿って学習すれば合格する確率は高いです。
USCPAは細かすぎる会計・税務知識や複雑すぎる計算を問う資格ではないからです。

会計に興味があり、すでにTOEIC800点以上ある方は、USCPAは挑戦してみる価値のある資格ですよ。
USCPA学習や試験対策を通して合格に必要なTOEIC850~900点レベルまで英語力を伸ばしていくことができるでしょう。

4科目合格するまでの約1年間、私は毎日2時間、オンライン試験対策(BECKER)を続けました。
USCPAの学習を通しても英語力が鍛えられたと実感しています。

受験時点でTOEIC800点未満の英語力の場合、FAR以外の科目では相当苦戦を強いられるでしょう。
リーディングを中心にまず英語力を鍛えることをおすすめします。


ちなみに私のTOEICUSCPA受験の状況は以下です。

TOEICスコア
①USCPA受験前890点(受験13年前)
②USCPA受験後945点
主観ですがUSCPA受験直前はTOEIC900点くらいのレベルだと思います。

USCPA4科目合格までの受験回数:6回
FAR1回/BEC2回/REG1回/AUD2回


今回は予備校の合格者データから英語軸で記事を書いています。
NASBAデータから「日本人のUSCPA受験者・合格者」の記事も書いています。
興味がある方は以下の記事を一読ください。
※NASBA:全米州政府会計委員会

USCPAの日本人受験者は約40%が4科目合格している? 

子育て世帯のハードボイルド家計術



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USCPA4科目合格者の英語力データ分析

予備校のTACがUSCPA4科目合格者の体験記を公開しています。
TACの合格体験記の2013~2018年版の体験記(2022年3月24日時点)の157人の合格者データを英語軸でまとめてみました。

「TAC合格体験記を書いたグループ」「合格者の全体グループ」を反映という仮定のもとで、以下の記事を書いています。

データからの以下のことが推察されます。

①USCPA4科目合格者の平均受験回数
TAC合格体験記の157人は受験回数約7回(6.87回)で合格

②USCPA4科目合格者の52%TOEIC900点台

③USCPA4科目合格者の受験回数は英語力と関係する。
TOEIC「900点未満」「900点以上」より4科目合格までの受験回数が平均1.5~2回程度多い。

④日本人にとって一番難しいのはAUD、一番簡単なのはFAR
 
⑤会計初学者でもUSCPA4科目合格は十分可能である。
「日商簿記2&3級」&「会計資格なし」グループの4科目合格者は平均約6回で合格している。

※TAC合格者体験記のデータについては記事の一番下で補足しています。
興味のある方は記事の一番下を参照ください。

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①合格体験記157人の全体像:4科目合格までの平均受験回数6.87回

人数FARBECREGAUD合計
1571.491.851.591.946.87


②TOEICスコア別の4科目合格までの受験回数

人数FARBECREGAUD合計
全体(157→69)691.281.421.411.675.78
TOEIC600~795151.401.871.601.876.74
TOEIC800~895181.441.561.561.896.45
TOEIC900~990361.141.171.251.475.03

上記の157人のうち、TOEICスコア保持者「日商2級&3級保持者」「会計資格なしの人」のみ69人を抽出しています。
このグループでは受験回数平均5.78回で4科目合格しています。

USCPA学習開始前に会計知識がそれほどなくとも、USCPAの学習をきちんとしていけば十分4科目合格できるといえるでしょう。

※データ調整の補足
157人から以下の1~3の条件で調整し、結果69人のデータになっています。
以下この69人のデータを使います。

《データの調整条件:157人69人
1:TOEIC&英検1級のスコア保持者のみ抽出。
英検1級は便宜上930点とする。

2:「日商2級&3級保持者」「会計資格なしの人」のみ抽出
(公認会計士・税理士・税理士科目合格者・日商1級・BATIC保持者は除いている。)

3:4科目合格までの受験回数が11回以上のものを除く
受験回数11回以上の場合、特殊な状況が想定される。
またデータの数値が大きく影響受けるため



③「TOEIC点数」と「合格までの受験回数

《TOEICスコア別:4科目合格までの受験回数》
800未満   約7回(6.74回)
800~895点 約6.5回(6.45回)
900~990点 約5回(5.03回)

4科目合格者のうちTEOIC「900点未満の人」「900点以上の人」より受験回数が約1.5~2回多いです。
「英語力」「4科目合格までの受験回数」に相関性があると言えそうです。


③公認会計士&税理士の4科目合格者の状況

公認会計士&税理士人数受験回数  日商2級以下人数受験回数
全体数165.00全体数695.78
TOEIC600~79544.50TOEIC600~795156.74
TOEIC800~89546.00TOEIC800~895186.45
TOEIC900~99084.75TOEIC900~990365.03

USCPA4科目合格者の中には、「公認会計士・税理士」の方もいます。
「公認会計士・税理士」「日商2級以下のグループ」を比較してみました。

「公認会計士&税理士」のほうが受験回数が約1回(0.78回)が少ないです。
「公認会計士&税理士」のほうがすこしUSCPA受験に有利といえます。

この比較表からも「高度な会計知識」よりも「英語力」のほうがUSCPA合否に関連しているように思えませんか。

※「公認会計士・税理士」では「TOEIC600~795」レンジが合格回数4.5回で一番少ない。
変な感じがしますがサンプル数が少ないので、全体像を反映していない可能性もありえます。。。

④各科目ごとの受験回数

人数FARBECREGAUD
全 体 数691.281.421.411.67
TOEIC600~795151.401.871.601.87
TOEIC800~895181.441.561.561.89
TOEIC900~990361.141.171.251.47

青数字:一番受験回数が少ないもの
赤数字:一番受験回数が多いもの

簡単FAR→BEC&REG→AUD難しい

FARが一番簡単。
AUDが一番難しい。
その中間がBECとREGです。


私の経験的には以下の順序でした。
簡単FAR→REG→BEC&AUD難しい

私はAUDとBECそれぞれ74点で1回づつ不合格でした。
AUDは英語的に難しかったです。
BECはライティング対策が難しかったです。

AUD、BEC対策について興味ある方は以下の記事を参照ください。

USCPA:AUDとBECで74点落ちした私が対策教えます。

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⑤4科目合格者の半数はTOEIC900点以上!!

人数割合
全 体69100%
TOEIC600~7951522%
TOEIC800~8951826%
TOEIC900~9903652%

4科目合格した人のうちTOEIC900以上の人は52%で、半数以上を占めます。
TOEIC900点未満の人は半数以下の48%です。

また69人の中央値はちょうどTOEIC900点でした。
69人をTOEICの得点順に並べた時に上からも下からも35番目に来る人はTOEIC900点でした。


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USCPA各科目で必要なTOEICレベル

《各科目合格に必要なTOEICレベル》
4科目合格するには850点以上必要
FAR:800点
②BEC:800~850点
③REG:850点
④AUD:850点~900点

各科目合格に必要なTOEICのレベルです。
上記の「合格体験記データ」と「私自身の受験経験」を考慮した、私の主観的判断です。


結論として4科目合格にはTOEIC850点以上必要という意見です。

上記で見た通り4科目合格者の半数以上は900点以上のようです。
受験回数は若干多くなるかもしれませんが、850点レベルくらいから4科目合格できる水準と思います。

※TOEICのデータによると845点以上は上位9%です。
TOEIC850点ってかなりすごい水準です。

①FAR TOEIC800点
計算力中心の科目です。
また選択問題は、問題・選択肢について深い解釈が必要な問題はあまりないです。
計算力があれば英語力がそれほどなくとも合格できることがあります。

国際的に日本人の計算能力はかなり高いと思われます。
計算力のアドバンテージでFARが合格できる可能性があります。

「USCPAって英語力なくても合格できる」って思ってしまいます。
これはワナです。

④BEC TOEIC800~850点
選択問題で英語力はそれほど必要ないです。
知識を知っていれば解ける問題が多いです。
実際、選択問題の日本人の点数はむしろかなり高いです。

ライティング問題(英語論文作成)で点数が低すぎるため、日本人のBECの合格率は低いです。

ライティングが2題出題されます。

ライティングは1題20~30分程度で書き上げるスピード感です。
文法的に正しい文章で、論文構造の文章を英語で書く必要があります。

選択問題とシュミレーション問題で高得点することで、合格しようとしている人もいるようですが、無謀です。

ライティングも時間をかけて対策をして、少しでも多くの得点をもぎ取りましょう。
USCPAで出題されるようなトピックに対して、20分程度で「文法的に正しい英文」で「構造的な論文」を書く訓練が必要です。

ライティングがBECの合否のポイントです。

リーディングができることとライティングができることは違います。
しかしリーディングの能力が高ければライティングの上達も速いはずです。
ライティングを十分対策してBEC受験に挑んでください。


②REG 850点
計算問題、文章問題の両方、出題されます。

英語のリーディング能力もそれなりに要求されます。
計算問題以外の選択問題は知識を知っていれば解ける問題が比較的多いです。
AUDのような深い解釈力を要求するリーディング能力までは要求されない感じです。

③AUD 850~900点
日本人が最も苦戦する科目です。

選択問題では問題文と4択解答を深く読み込めないと「4択から絞りこんだ2択」から正解できません。

シュミレーション問題では、ものすごい長文を読ませる問題が出ることあります。
英語力に自信がないと、このような問題が出た瞬間に自暴自棄になり、適当な解答選択になってしまいます。

AUDにはUSCPA科目の中ではもっとも高い「英語リーティング力」が要求されます。

AUDの学習内容のボリュームは4科目中最も少ないです。

しかし日本人の合格率が最も低い科目です。
AUDで何度も不合格になる人も多いですよ。



AUD、BEC対策について興味ある方は以下の記事を参照ください。

USCPA:AUDとBECで74点落ちした私が対策教えます。

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英語力の余裕を持って受験しよう!

合格体験記にはTOEIC600点台でも合格したと書いている人がまれにいます。
「運がよかった」「本当は英語力がもっとあった」のどちらかだと思います。

USCPA試験は英語のみの4時間の試験です。

4時間の試験が終った時にはくたくたになります。
放心状態でしばらく目の焦点会わないような状態です。
私はもう2度と経験したくないです。
そんな過酷な試験です。

英語力に自信があれば、解答スピードも上がり、時間的・精神的な余裕ができます。
4時間の試験ストレスを軽減でき、集中力を維持しやくすくなります。
そういう意味でもUSCPA受験までに英語力を上げておくことは重要です。

私はテスト時間が15分~30分時間が余る感じでした。
ただしBECだけはライティング問題にテスト終了ぎりぎりまで時間を使いました。

TOEICのリーディング能力はUSCPA受験にも超・役立つ!!

TOEICスコアはUSCPA試験には関係ないという人は結構います。

私は「TOEICリーディングパートの学習はUSCPA試験に非常に役に立つ」と思います。

最近のTOEICのリーディングパートはものすごい量があります。
TOEIC900点レベルでも最後まで読み終わらないといわれています。

私はUSCPA4科目合格したあと、TOEICを受験してみました。

「英語リーディング力」の側面からいうと、「USCPA試験」よりも「TOEICのリーディングパートを全部読み切って全問解答する」方が難易度が高かったと感じています。
リーディングパートであまった時間は5分だけでした。  
TOEICリーディングパート470点でした。

「TOEICリーディングパートを全部読んで解答できる英語力」があれば、USCPAで英語負けすることはないでしょう。

TOEICリーディングパート450点以上あれば、「英語リーディング力」の側面からは自信を持ってUSCPAに挑めるでしょう。


TOEICでは「問題先読み&文章部分読みで解答する方法」で正解できないように最近は工夫されています。
文章をすべて読む方法でないとTOEICで高得点を狙えなくなっています。
文章内容を素早く深く理解しながら全部読むことが要求されます。

2~3の複数資料を読ませる問題は、複数の資料を行ったり来たりしながら情報を整理して解答する必要があります。
付属資料がいくつもあるUSCPAのシュミレーション問題も同じような能力が問われれます。

TOEICのリーティンングで要求される能力はそのままUSCPA試験でも役に立ちますよ。

TOEIC900点越えの学習方法について興味のある方は以下の記事を参照ください。

40代後半の私がおこなったTOEIC900点超え学習法

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USCPA学習を通して学ぶ英語は最強のビジネス英語!!

USCPAは最強のビジネス英語学習です。

《USCPAの学習内容》
FAR: 企業会計、政府&非営利組織会計
BEC:コーポレートガバナンス、経済学、IT、管理会計
BEC: 税法、商法
AUD: 監査、会計士の責任

USCPA学習を通して「USCPAの学習範囲の英語」も同時に学習することができます!!
この内容の英語を「市販ビジネス英語本」で網羅するのはまずムリでしょう。

USCPAで学習したビジネス英語は実際、仕事でめちゃめちゃ使えます。

契約書、税法通達、IRレポート、金融・為替レポート、移転価格文書など英語でスラスラ読めるようになりますよ。

USCPA受験対策時には時間を計りながら、毎日2時間程度の模試答練をすると思います。

この学習でリーディング力をかなり鍛えられます。
TOEIC50点UPくらいの効果があるのではと感じています。


USCPA合格後めざすキャリアに必要な英語力をイメージしよう

USCPAに興味をもったり、挑戦される方は、海外勤務や英語で仕事をすることもイメージされているのではないでしょうか。

私はここ5年くらい財務関係で海外子会社と英語でやり取りする仕事をしています。
外国の方と仕事をする場合、英語でやり取りできないとまず尊敬されません。

USCPA4科目合格を活かすためにも、仕事で使えるレベルの英語力を身に着けておきたいですよね。

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予備校は英語力を重視してない?

USCPA予備校の広告で「英語はできなくても大丈夫」と受け取れる広告もあります。

予備校の授業・教材はほぼすべて日本語で学習できるという意味です。

上記でもみて来た通り、「USCPA試験の合否」と「英語力」は相関性があります。

USCPA合格に英語は避けて通れません。

USCPA試験は英語のみの4時間の試験です。
英語で問題を理解できない時点で、合格はありえません。


まとめ

①USCPA受験時点でTOEIC850点以上レベルの英語力が必要
学習開始時点800点レベルでも、USCPAの学習を通して、TOEIC850~900点レベルに英語力を伸ばしていくことは可能です。

TOEIC900点が4科目合格者の中央値です。
TOEIC900点あれば、USCPA受験の英語力として十分といえるでしょう。



②科目別の必要TOEICスコア
私の経験的には各科目で以下のTOEICレベルが必要です。

FAR 800点
BEC 800~850点
REG 850点
AUD 850点~900点

ただしBECのライティングだけは、個別によくライティング対策学習を行いましょう。



③「4科目合格までの受験回数」と英語力
英語力と4科目合格までの受験回数とは相関性があります。

800未満   約7回(6.74回)
800~895点 約6.5回(6.45回)
900~990点 約5回(5.03回)



④USCPA学習にはあらかじめ高度な会計知識は必要ない
「日商簿記2級以下」「会計資格がない」人でもUSCPAには4科目合格しています。
会計知識に関しては、予備校のカリキュラムに沿って学習していけば初学者でも十分合格可能です。



⑤USCPA合格後のキャリアをイメージしながら、英語力を伸ばしていきましょう。
USCPA合格を大きく活かせるのは英語を使った財務系の仕事です。
USCPA4科目合格後に、英語を使って仕事がこなせるように英語力を鍛え上げていきましょう!!



⑥日本にもっと多くのUSCPA合格者を!!
私はUSCPAを学習&合格してほんとうによかったと実感しています
USCPAの学習は、海外子会社含む財務系の現在の職務に「知識面」「英語面」の両方ですごく役に立っています。

日本にUSCPA合格者がこれからも、もっともっと増えてほしいと思います。

この記事が「USCPAを学習している方」「USCPAをこれから目指す方」に少しでも参考になればうれしいです。




今回は予備校の合格者体験記データから英語軸で記事を書いています。
NASBAデータから「日本人のUSCPA受験者・合格者」についての記事も書いています。
興味がある方は以下の記事を一読ください。
※NASBA:全米州政府会計委員会

USCPAの日本人受験者は約40%が4科目合格している? 

子育て世帯のハードボイルド家計術

米国公認会計士ならアビタス。

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※TAC合格者データについての補足(興味のある方は一読下さい)

TACの合格体験記のデータは以下です。
2013年度版2014年度版2015年度版2016年度版2017年度版2018年度版
これ以後のものはデータに重複があったりしたため、今回は使用しませんでした。

※TACさんのサイトで公開されている合格体験記から、私の一方的な意図で、英語軸でデータを集計・編集し、推察を行っているものです。
ここで私が展開している推察は、TACさんには一切、関係・責任はありませんので、ご理解下さい。

※「合格体験記を書いている人のグループ」が「USCPA合格者全体のグループ」をある程度、正確に反映しているという仮定推論を進めています。
しかし「データ・サンプル数が少ない」「合格体験記を書いている人の偏り」等の理由で「4科目合格者全体グループ」を反映していない可能性はあります。

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